2017-03-13

Leon-SanMigel.2017.3.3.sunny



今日はニカラグア→ホンジュラス→エルサルバドルと国境を越える。

バスを5回乗り継ぐ、ものすごく小刻みな移動。自分でも書いていて混乱するので今回は写真を多めに。


まだ夜が空けていない午後5時30分に宿を出発。


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昨日、バスターミナルの場所と値段と時間の下見に来ていたので、宿から歩いて15分、スムーズに乗り場に到着してチナンデガ行きのチケット(26c)を購入。ちなみに始発は朝5時から10分おきにあるそう。


*ニカラグア・レオンのバスターミナル




*BOLETOチケット(出発前に回収される)



ミニバスはすぐに人でいっぱいになり、6時前に出発。
その頃にはだいぶ明るくなって、町の様子が見えるくらいになっていた。


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45分ほどでチナンデガのバスターミナルに到着。
ニカラグア内のどのバスターミナルもそうだけれどミニバスやチキンバスが並ぶだけでただの駐車場のよう。一応車に行き先は書いてあるのだけれど、広いとどこれがどこ行きだか分からない。

バスターミナル内でキョロキョロしていると、さっきまで乗っていたミニバスのお兄さんが戻ってきてくれて、無事にグアサウレ行きのミニバスを見つける。
はじめはぶっきらぼうで怖い印象だったお兄さん。運転も慎重だし、最後まで親切だった。ありがとう。


ニカラグアとホンジュラス国境の町・グアサウレまでのチケット(42c)を買って、売店で細かなお金を使い切る。

チケットを買う場所にはきちんと値段をはっきり表記してあるところが多く、バスターミナルのニカラグアの人は親切な人がとても多い。

20分ほどで人が集まり、出発。


*グアサウレ行きのミニバスの中



緑の多い道を、時々砂利道を、ミニバスは勢いよく走る。


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1時間30分ほどでグアサウレのバスターミナルに到着。
噂に聞いていた通り、バスターミナルに到着するとすぐにリキシャの運転手さんたちに囲まれる。
この群がりようはカンボジア等アジアのバイクタクシーの客引きを連想させる。

歩いても良かったのだけれどせっかくなので乗ってみる。



*この道をまっすぐ行って左手にニカラグアのイミグレーションがある



*リキシャ足元 後ろで自転車を漕いでくれている



5分もかからず、ニカラグア側のイミグレーションに到着。

そこでリキシャのお兄さんに、
"最後まで行くなら5ドルだよ"
と言われてしまう。

レオンからここまで来るのに5ドルもかからなかったのだから、そんなに高いはずがないし、相場も事前調査済み。

"じゃあいいよ、ここまでで"
と伝えると2ドルと言われる。初めは1ドルと言っていたのに。
相場は、ホンジュラスのバスターミナルまで連れて行ってくれて1〜2ドルなのだから、50セントにも満たない仕事量なのに。

私は結構そういったリキシャ運があまりない。初めに値段交渉をしても、しばしば揉めるので、できるだけ乗らないようにしていた。

"ホンジュラスのバスターミナルまでは10キロ以上あるから歩くのは大変だよ"
というようなことも言ってきたけれど、歩いてすぐだと言うことも知っている。

1ドルでも高いけれど、渡して、さっさと、お別れ。少しだけ乗ってみたかったので、これでよかったのかもしれない。やっぱりガツガツくる客引きはダメだ。


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3ドルと聞いていたニカラグア出国税はなぜか2ドル。
コルドバでの支払いも可能だったので支払うも、お金があまる。近くの売店で、コルドバを使い切りたいと伝えておやつと飲み物を買う。

国境付近にお店があるのは何とも便利。それに変に高い値段ではないことも◎。


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*ニカラグアからホンジュラスへの国境の橋



*橋からの景色



ニカラグアで出国手続きを終えたら、日本が建てたという橋を渡る。
写真を撮りつつ、ゆっくりと橋を渡る。車も、バスも、トラックも、そして馬も走っている。


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*ホンジュラスのイミグレーション



ホンジュラスのイミグレーションへ。
すこし混み合っていたけれど、周りにいた人が親切であれこれ教えてくれ、無事に入国。

前に並んでいた男性が、行き先が途中まで一緒のようで車で連れて行ってくれると言ってくれたけれど、丁寧に断る。そうしたら、爽やかにグッドトリップといって車で去っていった。

車で国境を越えるのも、なかなか楽しそう。


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*ニカラグアイミグレーションを越えたところにある食堂



道なりに歩いて数分、(と言いつつ暑い中、迷いたくないのですれ違った数人に念のため聞きつつ)道路の右手にチキンバスが見える。

あたりを見回すと、チキン屋さんと商店の間にミニバスもいた。なんとも分かりにくい。

ホンジュラスとエルサルバドル国境の町・エルアマティージョまでは、チキンバスだと4ドル、ミニバスだと6ドルとのこと。チキンバスの切符係りがガツガツ強引系だったのでミニバスを選択。

近くにいた物静かなリキシャのお兄さんが、静かにその一部始終を見守っていて、私がミニバスを選ぶと、静かにグッと親指を立てて、ニッコリ微笑んだ。

ただタイミング悪く、ちょうど私が来たと同時にお客さんをたくさん乗せて行ってしまった。ここまでスムーズに来れたのに残念。

仕方なく、次のミニバスがいっぱいになるまでとりあえず待つ。


*エルアマティージョ行きのミニバス



人が徐々に集まり始め、結局出発したのは約2時間後。
と、バス内にレオンの宿で同室の隣のベッドだった欧米人バックパッカーを発見。彼は一体何時に出たのか非常に気になる。

そして出発と同時に、3人ほど人が新たにやって来る。でももう人がいっぱいなので乗れない…と私と同じ状況の人たちがいた。お互いにタイミングが悪い。


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3時間ほどと見積もっていた移動は、4時間かかりエルアマティージョに到着。

4時間前入国したばかりだけれど、ホンジュラスを出国する。


そして橋を渡って、エルサルバドル側のイミグレーションへ。


*橋を越えるとエルサルバドルのイミグレーション



人は少なく、スムーズに入国する。
イミグレーションから道なりに歩くと何台がバスが停まっていた。ミニバスはどうやらもう定員オーバー。その先にあったサンタ・アナ行きのチキンバスは余裕があり乗ることができた。(90cent)
後ろの席に乗車すると、ここま同じミニバスだった人たちと、遭遇。


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バスはすぐに出発して30分で、サンタ・アナに到着。


同じミニバスだった男性の1人が目的地が同じだったので、サンミゲル行きのバス(1$)に乗せてくれた。
(これも不思議で、サンタ・アナには道端で降ろされたけれど、すぐに別のバスがやって来てそれがサンミゲル行きのバスだった)


*サンミゲル行きのバス内



サンミゲルのバスターミナルに到着する少し手前で彼は下車。荷物を運んでくれたりとても親切だった。
お礼を言ってお別れ。

そして私も無事にサンミゲルのバスターミナルに到着。

歩いてバスターミナルすぐ裏のホテルへ。小さい町はこうして歩いて宿まで行けるのがよい。

かかった時間は約12時間。ホンジュラス内の移動がなかなか時間を食ってしまった気がする。


正直暑さで体はとても疲れたけれど、それでも今回に限っては国際バスでの簡単な移動よりも楽しかった。