今日は国境を越えて、コロンビアへ向かう。
コロンビアへ陸路で向かう方法は、多分2つある。
1つ目は、国際バスでそのままダイレクトでボゴタか大きな街へ。
2つ目は、ローカルバスとタクシーを乗り継いで行く方法。
1つ目は曜日が決まっている上、出発時間が当日にならないと分からないという。(リマからはるばるやってくるバスらしい)ということは、到着時間も何時になるか分からない。
面倒臭がりの私はダイレクトバスで行きたいと思っていたけれど、前回のリマからキトのようなハラハラとした移動はもうたくさん。
それに思っていたよりも、コロンビアがおもしろそうな場所が多そうだったので、寄り道をしてボゴタへ向かうため、2つ目の方法をとることにした。
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毎月くる腹痛週間。
体のコンディションはあまりよくない。チケットを買ったわけではないので、今日出発をしなくてもよいけれど、あまり日数もないので重い荷物を引いてホステルを出る。
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朝7時前のキトの街は、まだ少し薄暗いけれど人の通りは十分で、ホステルから歩いて10分ほどのトロリーの駅へ。
駅にたくさんの人が並んでいる中、大きな荷物を持っているので恐縮しながらも、自分の乗るバスを待つ。
何本もバスを見送って15分。
ようやくカルセレンバスターミナルへ向かうC-5のバスに乗る。
駅にはたくさんの人が待っていたけれど、行き先がみんなバラバラのせいか私が乗ったバスも立っているひとは2.3人程度だった。
意気込んで来たもののちょっと拍子抜けと、安心。
結局、このトロリーバスもエコビアもいまいち違いや仕組みがわからなかった、私にとって不思議な乗り物。
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1時間ほど揺られて、カルセレンバスターミナルに到着。
ターミナルはそんなに広くはなく、チケット売り場も小さい窓口がいくつも並んでいるだけだった。
エクアドル国境の町・トゥルカン行きのチケットが買えると聞いていた7番窓口へ向かうと、9番窓口のお兄さんも"こっちもトゥルカン行きのチケットあるよ!あるよ!"と激しい呼び込みをしてくる。
え?え?とキョロキョロしていると、7番窓口のおじさんは、"あいつは頭がおかしいから"と言うように人差し指をこめかみに当てた。
とりあえず、7番窓口でチケットを買おうと値段を聞くと、12ドル。相場の約2倍の値段だった。
頭がおかしいのはこっちだった。
エクアドルでボラれたりということはなかったので、最後の最後で驚く。
私は静かに頷いて9番窓口を指差して、さよならを言った。
9番窓口では相場の6.50ドルで購入しバスに乗る。
バスは思っていたよりもずっと乗り心地がよく綺麗だった。
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バスの中はなんと満席。
体が重いのもあり、出発してすぐに眠ってしまった。
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起きるとバスは山の中を走っていて、外から入ってくる風が涼しくて気持ちがよかった。
キトからトゥルカンへは5時間もかからずに到着。バスを降りると一緒のバスに乗っていた女性2人ににどこへ行くのか聞かれる。
そうしてもう1人男性も加わって、大人4人と子供1人で国境までタクシーをシェアすることに。
3.50ドルから1ドル払えば良いだけになったので助かる。
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エクアドル出国場所でお別れをして、出国スタンプを押してもらい、
橋を渡る。
コロンビア側でも問題なく入国。
長蛇の列が…と聞いていたのでかなりスムーズに出入国が済んだことにほっとする。
コロンビアのスタンプを押してもらうとすぐに近くのお兄さんに話しかけられ、3ドルで目的のイピアレスという街まで連れて行ってくれることに。
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14時過ぎ頃、目的のホテルへ到着。
やっぱり早い時間の到着はよい。
ホテルに到着して、一休みして、バスターミナルでお金をおろしたら、またホテルに戻ってベットに寝ころがる。
思っていたよりも体は疲れていて、酷い寒気と頭痛。
今日もはやめにおやすみなさい。
P.S.
イピアレスのバスターミナルは噂通りカラフル。
* Quito- Ipiales / 7h $10.5