お気に入りの喫茶店でコーヒーを飲んで、お別れのハグをしたら、タクシーに乗って空港へ。
3時間前に到着しチェックインして、のんびり出発を待とう。
チェックインカウンターにも、幸いそれほど人は並んでいない。
と思ったら私の前の前の人がびっくりするくらい大荷物で、全く列が進まない。
ようやく自分の番がまわってくる。
案の定、メキシコ出国チケットの提示を求めれる。先日アメリカ行きのチケットを購入したので、それを見せると、きちんと予約されているかチェック。
するとその次の予定とチケットを持っているかも聞かれる。
まさかそこまで確認されるとは思っていなかったのと、アメリカ国内はまだ予定が立っていなかったので、チケットも持っていない。
サンフランシスコから成田行きのチケットは持っていたので、それを見せるとまたチェック。意外と厳しい。
今まで何度かチェックインカウンターで揉めたので、ヒヤヒヤ。
でも無事にチェックイン完了。
自分のチェックインを終えたのは並んでから1時間後。後ろを向くと長蛇の列が。時間はかかってしまったけれどはやめに来てよかった。
それでも搭乗時間まで1時間を切っている。
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おなかがペコペコだったので、急いでピザハットでサラダを食べる。
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予約時、席はAからEまでで、10ドルも払って窓際のE席を予約したのに、実際はFまであるという謎の現象。
クレームを言おうにもそこまでの英語力も気力なく…。
ということは次回のフライトもEを選んだので真ん中になる可能性がある。次はAを選択しようと決意。
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着陸30分前。
外の景色はずっと白い雲の中。だんだん不安になって、気持ち悪くなってくる。
どうやら雨が降っているようで、飛行機は灰色の雲の中に突入。雷も見える。機内は上下に揺れ、モニターは飛行事故時対策のマニュアル映像が突然流れ始める。
たまらなくなって、右隣のおじさんの思わず腕を掴んでしまう。
"すみません"と謝ると、"OK!OK!"とにこにこ。
そして着陸するまでつかませてもらつことにした。迷惑極まりない…
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揺れながらも、無事に着陸。隣の男性には何度もお礼を言ってお別れ。
手の平は汗でしっとり。
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メキシコ空港は意外と広く、おまけに格安チケットだからか荷物受け取り場も遠い。しかも荷物が出てくるのにも40分以上かかっていた。
ようやく自分の荷物を受け取ると、あることに気がつく。
付けていた鍵がない。
中のものは特に取られてはいなかった。鍵は結構高いものなので、もう1度購入するのも嫌。
迷ったあげくクレームを言いにオフィスへ。広いので迷いつつ。
一応紛失届のようなものをもらい、終了。正直あんな小さなもの見つかるわけないだろうと思いつつ。
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そんなこんなで空港を出たのは9時過ぎ。メキシコシティではアパートを借りる予定で、鍵の受け取りの待ち合わせ場所には8時に着くと伝えていたので、急いでタクシーに乗って市内へ。
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無事にアパートの鍵を受け取って、ひと息。
目の前の公園は金曜日だからかとてもとても賑やか。
これから少しだけ、メキシコシティでゆっくりと過ごそうと思う。