コロンビア滞在を伸ばしたのには理由があって、その1つがコーヒー農園を見学できるからだった。
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村の中心からジープに乗っても行けるけれど、せっかく晴れているので歩いてコーヒー農園へ向かう。おやつにりんごを持って。
気持ちのよい山の中をてくてくと歩いていく。道は下り坂なのでとても楽。途中で何度かジープが通るものの、鳥の声が聞こえてきたりと、とても静か。
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サレントで有名なコーヒー農園は、2つある。
それぞれ近くにあり、余裕があれは2つ見に行こうと思っていた。
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初めに訪れた農園は、Don Elias。
8000ペソ。
英語のツアーもあると聞いていたけれど、私が到着した時にちょうどツアーが始まったようで若干無理やりスペイン語ツアーに参加させられる。
ツアー内の他のお客さんが英語に訳してくれたけれど、もうそれが申し訳なくて。せっかくお金を払ってきているのに。最後にたくさんお礼を言ってお別れ。
なんとなく腑に落ちないというか、イマイチなツアー。
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迷ったけれどまだ時間も余裕があるのでもう1つの農園、Finca El Ocaso にも行ってみることにした。
15000ペソ。
ツアーの時間帯も決まっていて、見た感じしっかりとしていて、チケットももらう。
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ツアーの案内を担当するのは、ジャスミンさん。
10人ほど集まって、初めに自己紹介。フランス、カナダ、ポーランドと国籍も様々。
パネルを使ってコーヒー豆になるまでの説明があり、実際にコーヒーの木を見せてもらう。
それから、農園の中から自分で赤いコーヒーの実を探して収穫。なかなか見つけられないでいたらカナダ人のおじいちゃん(70歳にはとても見えないスラリとしたおじいちゃん)のリーさんが、"こっちにあるよ"と教えてくれて無事に収穫。
ジャスミンさんに"食べてごらん"と言われてコーヒーの赤い実を口にすると、ぶどうのように甘い。
それから工場を見せてもらったり。
コロンビアは他の国と違って、そういっ収穫等は手で作業をしているそう。(ざっくり)
最後はコーヒーを淹れて頂き、終了。
おいしくて、満足。
説明があって、農園内を見学して、コーヒーを飲んで、という流れはどちらも同じ。
倍の値段するけれど、2つめの方が私には合っていた。
1つめは、システムがふわふわと曖昧であったことと、ガツガツくる方(日本人なのに珍しく)がいたため、落ち着いて見ることができなかった。なんとなく、ツアーは誰か1人が出しゃばってしまうと他の人は写真も撮れなくなってしまうし、そのもの自体もよく見えなくなってしまうので、みんな平等であってほしいと思う。
2つめは、システムがしっかりしていて説明も分かりやすかった。何より自分で赤い実を収穫できたり体験できることがよかった。
それから集まった人も穏やかで、譲り合ったり、笑いがおきたり、となかなかよかった。
結構インターネットでも評価はバラバラで、参加した人やタイミングなのだなと思う。
とにかく、コロンビアでの目的は達成。
P.S.
ちなみにコロンビアではコーヒーのことを"tinto (ティント)"と呼ぶ。
直訳すると"赤"という意味。おそらくコーヒーの赤い実を指すのだと思われる。
商店などで頼めば700cop(約30円)で、飲むことができる。