今滞在しているホステルより北10キロほどに、なんと、中華街があるとのことで、早めに支度をして歩いて向かうことにした。
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ミラフローレス地区は雰囲気も落ち着いていて、おしゃれなカフェをいくつも見かける。
北に進むにつれて徐々に人の数が多くなり緑も減る。少し土っぽいような地面も多くなる。
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中華街は本当にとてもこじんまり(全てを見ていないのかも)としていたので、私は食べたかったワンタンスープを食べる為にワンタンの文字が見えたお店に入る。
壁には20個ほどのメニューにそれぞれ順に番号が振ってあり、私は1番目のワンタンスープを注文して、一番奥の席に座った。
出てきたワンタンスープには、ワンタンの皮と麺と鳥肉が入っていてとてもシンプルなものだった。塩味が効いていておいしい。
お昼はこのくらいの量がちょうといいな、と食べていたところ、テーブルに新たに大盛りの焼きそばがドスンと置かれる。
私の目が点になる。
本当に漫画のように。
店員さんはニコッと笑って去っていった。
注文が違っていたのかともう一度壁に飾ってあるメニューリストを見る。
間違いない、1番はワンタン。
と、あることに気がつく。
2番にもワンタンの文字。そして3番にもワンタンの文字…。よく見ると全部にワンタンの文字がある。
そこでようやく理解した。
ワンタンスープはメインではなく、サービスでついてくるのだと。
そんなこんなで食べ切れなさそうな私を見た店員さんが、"持ちかえる?"と助け舟をだしてくれた。
でもこれで330円。お安い。